わかりにくいパソコンの電源性能を解説

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パソコンの電源部はケースの中に収められていて、直接見ることが出来ません。しかし、電源にも物によって性能差があるのです。電源は、容量別に500ワット電源や600ワット電源という区別をされることが多いです。これは総合出力を指しますが、まず注目したい部分は、12ボルト系電流のスペックです。

なぜならCPUやビデオカードといった消費電力が高いパーツは12ボルト系電流を使用し、さらに総合出力が同じ電源でも12ボルト系電流のスペックが異なることがあるためです。そして、この12ボルト系電流の合計出力を超える電力を使用するパーツは使えなくなるので、高性能なCPUやビデオカードを利用したい場合は、特に気をつけなければなりません。そして、電源の大きな役割である家庭用の交流電流をパソコンが使用する直流電流に変換する際の変換効率も重要です。例えば、変換効率が80パーセントの電源の場合、100ワットの交流電流を80ワットの直流電流に変換してパソコンに伝えます。

残りの20パーセント分は熱になってしまうため、変換効率が悪いと発熱が大きく、その熱を冷却するためのファンの動作音も大きくなり騒音源となってしまうのです。変換効率については、業界団体が実施している「80PLUS」という認証プログラムがあります。高性能な電源を求めるのであれば、変換効率が85パーセントを超える80PLUSSilver以上の認証を受けている電源を使いましょう。

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