結束バンドとケーブルタイは、名称が異なるだけで一般的には同じものをさした商品です。結束バンドやケーブルタイは単なる一般名称に過ぎないので、商品の違いは個別具体的に判断することが普通です。その中でも、実際に各種のブランドによって性能は異なりますが、複数のケーブルをまとめるために使うことが可能な製品という意味では、これらに違いはありません。ですから、実際に結束バンドやケーブルタイを購入する場合にはそれぞれの商品をキチンと比較する必要があります。
具体的な製品比較でも、結束バンドは利用する環境でかなり性能が違うものが提供されています。例えば、一般家庭で使う場合にはナイロン製の柔軟性がある安価な製品が主流です。自作PCなどを組み立てるときにケーブルをまとめたり、部屋の中で伸びている家電のケーブルを目に見えない位置に置くために利用したりなど、様々な使い方が可能です。ナイロン素材は、それだけ耐久性と汎用性が高いので、室内での限定的な使い方であってもその需要を満たすだけの使い方が可能です。
一方で、専門的に屋外などで使う場合には同じナイロンでもより強い素材が使われます。代表的なものでは、塩害に強い素材です。寒冷地域など環境変化が激しい場所では、通常のナイロン素材の結束バンドでは耐久値が足らなくなります。こういった問題点を解消するために、凍結防止剤などに含まれる塩化カルシウムにも対応できる製品が提供されており、多くの地域で利用されています。